元祖・プライベートオーダーの切手?(イギリス)

いわゆるPスタンプの登場以来、個人や企業・団体が私的にオーダーできる切手が身近になっています。
こういったプライベートオーダーの切手の元祖ともいえるのが、1973年よりイギリスで発行されてきた、"Postally Valid Sheets"といわれるものです。これは、切手展等のイベント用に作成・販売されることが多かったようですが、単なる記念品ではなく、実際に郵便に使うことができました。ただし、印面部分のデザインは当時の切手付き封筒と共通のものですので、厳密に言えば、切手ではなくステーショナリーの一種に分類されると考えられます。
これまでに約30種の"Postally Valid Sheets"が発行されていますが、そのサイズや紙質は様々です。また印面部分の印刷の出来も、女王のシルエット部分まではっきりと印刷されたものや、単なる白抜きのもの、エンボス加工が施されたものなど、バラエティに富んでいます。


 

イギリス

 
(裏面)


 


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