世界最初の「紙製」円形切手(メキシコ・グアダラハラ)

1852年発行の世界最初の変わり種切手は、円形切手でしたが封蝋(ろう)製でした。また、1963年にトンガが発行したコイン型の円形切手はアルミ製でした。では、紙製の円形切手はどこで最初に発行されたのでしょうか?
近年になって発行された、円形の目打ちが施されたものとしては、1970年のクェートの円形切手が最初です。しかし、それよりも100年以上前の1867年に、メキシコのグアダラハラ(Guadalajara)では、ギザギザの縁取りのある円形に型抜きされた切手が数種類発行されました。また、1869年以降は、ロシア帝国のローカル切手(zemstvoと呼ばれます)として、数種類の円形切手が発行されています。


 

メキシコ・グアダラハラ・1867年

 

ロシア・ローカル(zemstvo)

(Livny・1869年)
(Kassimof・1875年)
(Krasny・1890年)

(Borisoglebsk・1872,77,80年)

 

クェート・1970年

 


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